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べべちゃんの治療16日目の2-病名は【無菌性脂肪織炎】

ベベちゃんは免疫介在性疾患の【無菌性脂肪織炎】と解った。
(【無菌性結節性脂肪織炎】)
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【無菌性脂肪織炎】は免疫介在性と考えられるもので、自らの免疫システムが何らかの要因で脂肪織組織を「異物」と認識して攻撃するらしい。
ベベちゃんは免疫の病気にかかってしまって、自分で自分を攻撃してしまっているのね(..)
何かの手術後や手術跡に【無菌性脂肪織炎】が発症するケースが多いらしく、その場合は、縫合に使用された「糸」が脂肪組織にアレルギー反応のような悪影響を及ぼすのでは?と疑われているんだって。
皮下注射後やその跡に発症する事もあるんだって。
(一部某HPから引用させて頂きましたm(__)m)


●べべのおへそ(不妊手術)とお尻尾(脂腺のつまりでしこりができた)は5年前に手術・縫合しているし、昨日見つけた首の新しい炎症はたぶん注射の跡だし、一昨日針検したおなかの結合織の延長のしこりも大きくなってきているようなきがするし、「糸」と「注射跡」のキーワードはがっちり一致。
●一番重要なポイントである病変部から病原微生物は発見されない点ももちろん一致。

【無菌性脂肪織炎】の場合はステロイド治療。
(抗生剤では症状は全く改善しない)←だからベベちゃん今までちっともよくならなかった。
  ちなみに※『感染性脂肪織炎』の場合は抗生物質や抗真菌剤の投与。
 (万一感染性なのにステロイドを投与すると免疫力が低下して症状が悪化する)

ベベちゃんの炎症、はじめは何なのかわからなかったけれど、脂肪織炎の病名は、治療開始1週間後くらいから先生の口から出ていた。
3月10日にはその疑いが濃くなってきたけれど、途中からはこのみきわめをするために何回も何回も色々な検査をしてたのね。

●体幹部に大きなしこりができて、先端に穴が開いて膿が出るという症状はもちろん合致しているし
●波動感・硬結感の『硬結感』
●有痛性・無痛性の『有痛性』
●発熱・食欲不振・沈うつの『発熱』、ここ2日くらいは『食欲不振』も合致。
 沈うつとは意味が違うけど、ベベは痛みがひどかったので立ったままうなだれていた。

【無菌性脂肪織炎】は、本来ワンちゃんやネコちゃんの発症は稀とされるらしいが、現在では人気のMダックスが好発品種のため、獣医さんが遭遇する機会も増えてきたらしい。
とはいえ、稀であることにはかわりないので実際には遭遇した経験のある獣医さんは少ないためわからず、(症例の本をみると)抗生剤の治療を1ケ月とか4ケ月とか、もっと長い子は10ケ月も続け、全くよくならずに大学病院に行くというケースもあるらしい。

●わが家にとってこの16日間(特に後半の10日間くらい)はとてもつらい日々だった。
そもそもゴールデンで【無菌性脂肪織炎】になってしまうのは稀であり、かつかかってしまったワンちゃんの主症状は皮膚の症状が主で痛みはなかったり、ましてやベベのようなひどい硬結や息苦しさははない?らしい
.....ということで、ベベには他にも何かまだみつかっていない病気が隠れている可能性も否定出来ない。

症状の違いはあるにしろ、治療しても全く改善されない不安な状態で何ケ月も病名がわからなかったワンちゃんとそのご家族はどんなにかご心痛で大変だったろうと考えただけでつらくなる。

そんなのを見聞きするにつけ、ベベちゃんが16日間で病名がわかったのはかなり早期にわかったほうなのだと思った。
ながいきどうぶつ病院の皆さんありがとうございますm(__)m

病気がわかって喜ぶのもへんだけど、これで適切な治療がしてあげれれるのだから本当に良かった!
今日のべべは、息が苦しくなってゼイゼイしてとても可哀相だけど、すぐに良くなるからもうちょっと我慢して。もうちょっと頑張ってね!って言える。

今日はタッチの差で苦しそうなベベちゃんに消炎剤を飲ませてあげてしまったので、本日からのステロイド治療は出来なかった。
(消炎剤を飲んだら、ステロイドは同じような効果もあるので時間をあけないと投与できない。それに夕方ではなくて早い時間に初回の投与をはじめたほうがより良いらしい)

さあ!明日の午前からステロイド治療開始!
まずは一刻も早くこのおなかかの痛みと息の苦しさがとれますように。
そしてだんだんに患部もキレイに治ってくれますように。

すっかり治ってもステロイド治療を中止すると再発する事もあるらしいから、もしかすると一生ステロイドのお世話になるかもしれないけど.....こんな苦しくて可哀相な思いは二度とさせたくないのでそれでもいいと思う。

べべちゃん、頑張って早くすっかり良くなろうね(●^_^●)


もいちゃんに添い寝してもらうべべちゃん(#^.^#)
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ゼイゼイしちゃうけど、お休み中のベベちゃん
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おなかの傷と硬結が痛いけど、頑張ってうんちするベベちゃん
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可愛いべべちゃん(*^~^*)
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明日の晩はこんなふうにゆっくりねんねできるといいね!

べべちゃんの治療16日目の1-べべちゃん助かるよ\(^O^)/

深夜のガーゼ交換
穴は痛いしこんなに大きくなって、滅菌ガーゼ5セット重ねは漿液と膿で約5時間でこんなにグショグショ。
ポンポンも結合織で硬くなって腫れてしまっていて痛い(;>_<;)
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お尻尾の穴もみるみる大きくなっている。
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ガーゼ交換は横になるまでは痛いからちょっとイヤな時もあるけれど、交換中はスースー寝息をたててねんねしているんだよ。
やっぱりきれいにしてもらうと気持ちいいんだろうね。
(この時はスースーねんねできていた。)
もいちゃんとってもよい子に骨をかじってくれていたよ。
カゴに入っているのは“ベベちゃんガーゼセット”
ママは予備をもっていないと心配な質なので、近所の薬局で滅菌ガーゼを25箱お取り寄せ中(笑)
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●朝早く、ベベちゃんの鼻が詰まっているような、グピ〜ッ、ゴォ〜ッと往復のいびきをかいているような寝息でママは目が覚めた。
ベッドの上で口を閉じて(パンティングはしていない)鼻で息をしてねんねしているのに、息がとても荒く呼吸数も多く(毎分60回以上)呼吸のリズムも均一ではない。
ワンコの救急マニアル本をみたら、毎分30回以上の呼吸はショック状態の可能性もあると書いてある。
気が気ではなかったけれどまだまだ獣医さんは開かないし、動物救急は早朝3時までなのでもう終わっている。
お水を運んであげても飲まない。
歯茎の色や、お熱やその他は大丈夫そう。
息は苦しげに聞こえるけど、でもベベは“ねんね”しているから大丈夫なのかな....。
気が気ではなかったけれど、何度も何度もベベの様子をみながら獣医さんの開く時間を待った。

待っても良いので予約より早く獣医さんに到着。
獣医さんではパンティング(口を開けてハアハア)。
ハアハアというよりは、ゼイゼイ、ブヒブヒって感じで、背中に手を当てると手に雑音が伝わってくる。
●先生は、この息の荒さも全身症状のひとつでしょうとの事。
●昨日採った鼻水からは何もでなかったとの事。
●12日にした血液の免疫検査の結果の一部が出ていて抗核抗体検査結果はやはり「陰性」だった。
●蛋白分画検査結果は急性から慢性に移行しているような?波形だった。

●昨夜新たに発見した、注射あとのしこりのような所をさっそく診てもらった。
(漿液みたいなのが固まってかさぶたみたいになっていた。)
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ちょっと押すとこんなふうに血の混ざった漿液が出てくる。
すぐにスタンプしてこれも調べるけど、
先生は「これも同じだね。ベベは【脂肪織炎だね】」って。
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●念のため、今日出るであろうリウマチ因子の検査結果を待つけれど、べべは間違いなく
免疫介在性疾患からくる【無菌性結節性脂肪織炎】との事!
検査の結果の出次第で、明日からはステロイド治療を始めましょうとの事!
そうすれば呼吸が苦しいのも良くなるでしょうって。
(夕方電話があって、リウマチ因子検査の結果は陰性。でも免疫性であることは間違いでしょうとの事でステロイド治療開始決定した)

ママはその時は【脂肪織炎】の予備知識がなくてよくはわからなかったけど、
帰ってから先生からもらったコピーを読んで、ネットで調べて
【助かる!治る!治してあげられる!】と確信した!!!!!!!\(^ω^\)( /^ω^)/

つい昨日の昼までは、治療方法さえ決められない状態でベベちゃんはどんどん悪くなっているように見えるし、痛くて可哀相だし、息まで苦しくなるし....もしかしたらどんどん悪くなって手だてもなくて死んでしまうかもしれないという不安と恐怖がいつもついてまわっていた。
べべの様子の悪い変化のひとつひとつが怖かった。

でももう大丈夫(*^~^*)
絶対に治してあげられる\(^O^)/(^o^)v

お空のムーちゃん、ぶーちゃん、べっちゃん、きゃっちゃん、ベベを助けてくれてありがとう(#^.^#)

神様、仏様、べべをお守りくださってありがとうございます!

心配してくださった皆さま、ベベが治るよう応援してくださった皆さま、おかげさまで治してあげられる事がわかりました!
ありがとうございますm(__)m