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もいちゃんの【股関節診断】

もいちゃん、かかりつけのながいき動物病院さんにすすめてもらって、今日TRVA夜間救急動物医療センターで【日本獣医生命科学大学(日獣) 獣医学部 獣医学科の原田恭治講師】による股関節診断を受けてきました。

専門でやってらっしゃる先生は、たくさんの症例を診てらっしゃるので、手術が必要かとかどうかとか、大いに参考になるからねって。

2008年3月27日にべべちゃんがMRIを撮ってもらって【小脳梗塞】とわかった時には半日(約12時間)かかったけど(疲)....すぐ近くで専門医に診断してもらえるのはとてもありがたいことです(o^-')b グッ!

【歩様確認】
まずは歩様をみてもらい、後ろ脚がO脚なのと、ローリング気味に着地し、かつパッドが斜めって着地する事を確認してもらいました。

【触診】
●触診の結果、股関節が正常な子より稼働域が少なく、ゴキゴキいうし、ある点を超えると痛がっていました。
股関節を調べるときって、(思っていたより)けっこう引っ張ったり広げたりするんだなぁと思いました。

【レントゲン】

●O脚の子は膝が原因の子もいるが、もいは膝は大丈夫★('-^v)
●筋肉はちゃんとついている
→筋肉はまるでブルマをはいたみたいで可愛いかったです(笑)
ファイル 3137-1.jpg
もいちゃんの股関節の変化はこちら

●右も左もけっこう悪い。
左はレントゲン体勢でははずれている(立てば少し違う)
ファイル 3137-2.jpg

もいちゃんは小さい時から股関節が悪いから....
●6年の間ずっと股関節の違和感とつきあってきたなかで、炎症とともに生活してきたのかも。。。。

受け皿を大きくして痛くないようにしようと体が反応しているうちに、骨が広がったり、新しい骨が形成されたり、尖ったり、でこぼこしてきたりで、かえって動かせる範囲が少なくなってしまい、結果痛みが増してきた?ようです。

股関節をお皿とボールにたとえると、ボール部分の骨のくびれはなく、過形成?の骨でうまっているの。

より悪い左
ファイル 3137-3.jpg

けっこう悪い右
ファイル 3137-4.jpg

●もいは子供の頃からずっと股関節が悪いなかで、慣れて痛みをうちに秘めてしまっていて、表にはださないでいたのかも。
やっぱりそれが、お散歩嫌いにつながったのかな。(精神的なものは別として)
すりこみで、お散歩→ちょっと痛いし→行きたくない....ってね。

骨の形がどんどん変わってしまって、今は痛みが増えて来ている時期なのかも。
(股関節の悪い、品行方正でとても良い子のGRちゃんが、股関節の手術をしたら急に明るくはしゃいでイタズラするようになって、おうちの方が驚くとともに喜ばれた例もあるそうです。)

●通常なら痛みの緩和で、メタカムなどの非ステロイドの鎮痛消炎剤を使う(今は5種あるので、週代わりで試してみて一番合うものを使うとか)が、もいは胃炎があるのでそれはすすめないとのことでした。(胃腸炎のある子にはすすめない)

●関節用の療法食(ヒルズのj/d)と関節軟骨の保護薬(カルトロフェン・ベットアデクァンを週1回注射するのが良いとのこと。
詳しくはこちら
→もいはアレルギーがあるし、お肉6割ごはんを始めたばかりでしばらくは続けたいので(ToT)ゞ、とりあえず注射をし、1〜2ケ月様子を見て、今後どうするか判断することにしました。

関節軟骨の保護薬の注射で調子がよければ、手術はしなくても良いのではないかということでした。
(しても良いし。)

【手術について】
●クオリティーが高いのは人工股関節だが、合併症がでる率が1割ととても高いとの事。
(ママは手術するとしても、今のところ人工股関節は考えていません。)

●骨頭切除は、術後しばらくは今と同程度か少し軽やかになる感じくらい。
痛みによる不快感はなくなるが、しばらくすると股関節の形状がお皿とボールが逆転するらしいです。
ファイル 3137-5.jpg

●骨頭切除は1〜2ケ月、またはほぼ同時の1〜2週間後にもう片方の手術をすることは可能。もちろん1〜3ケ月のリハビリは必要とのこと。

【体重を1割減らす】
●股関節の悪い子は、体重を1割減らすだけで改善される事も多いそうです。
もいはちょうど1割太ったのでそれもかなり悪影響で、今は違和感や痛み?がより大きくなってしまったのかもしれません。

ちなみに今はダイエット中で、ウエストにくびれが出てきたのできっと痩せただろうと思っていたのに.....今日は食事前にもかかわらず30キロでした。
痩せてないじゃん(--+)

明日から関節軟骨の保護薬の注射を開始します。