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胸水を1400cc抜く

25日の夜、時間が経つにつれて息苦しさが増してしまったべべちゃん。
息が苦しくなると歯茎の色が土色になってしまいます。
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TRVA夜間救急動物医療センターの先生と連絡を取りながら、26日の午前3時頃に2回目の座薬をいれてあげて少し呼吸の荒さがやわらいだところでTRVA夜間救急動物医療センターへ。
(もいには無理矢理留守番をしてもらいました。初めての一人での留守番です)

ボコボコ、グー、ゴーという音が胸からすることがあるので、肺に水がたまっているかも?と伝えました。
べべちゃんの左肺は、お水でいっぱいでした。
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片肺でしか呼吸ができないような状態だったので息苦しく、酸欠になってしまい、それで発作を起こしたのかも?とのこと。
酸素をかがせてもらいながら、即刻エコーで確認しながら水か?血液か?乳びか?わかりませんがとにかくすぐに抜きはじめました。
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べべちゃんの肺にたまっていた水分は乳びでした。
心臓や血管等を傷つけないように慎重にでも手早く、エコーで確認しながらどんどん抜いてくれました。
(心臓や血管等を傷つけないように)乳びを少し残した状態でも1400ccも抜けました。
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白かった肺が、正常に黒く写るようになりました。
乳びに浮いたようになっていた心臓も、ちゃんと定位置にもどりました。
こんなに胸水がたまっていたから、ボコボコ、グー、ゴーという音がしたのですね。
べべちゃん、呼吸が苦しかったはずです。
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先生に「今回の判断は大正解でした。お母さんがべべちゃんの命を救ったのですよ。」と褒めて頂きました。

こんなになってしまうには何らかの原因があるわけで(循環をさまたげる腫瘍とか、どこかが傷ついているからとか)、でも、そんなのは二の次。
とにかくこれで呼吸が楽になるので良かった!
これで酸欠もなくなるし、酸欠が原因で発作を起こしたのならもう発作は起きないだろうし、もしかしたらまた立てるようになるかも?

ところが.....そんな希望をもてのも、残念ながら束の間でした。