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☆【免疫リンパ球療法】ご恩返しの供血

約1年前、ムーちゃんが急に肝臓が悪くなって極度の貧血になってしまった時、ベベ、クマちゃん、亀ちゃん、ケインちゃんから温かい力強い血をもらって一時は調子良くなって笑顔で大好きなお散歩もできたし、
....そしてムーちゃんは延命できて、パパとママは決められた時間より少し長くムーちゃんのそばにいてあげられた。(あとで血管肉腫または肝臓ガンとわかった)

4月のはじめにはきゃっちゃんとブーちゃんの子のデニーちゃんが突発性血小板減少症になってしまったが、みんなの温かく力強い血のおかげで助かった。(2007年4月7日の日記もみてね)
おかげさまでデニーちゃんは順調に回復し、血液の状態は正常になった!
でも、一時は起き上がれずねんねしたままごはんを食べないとならない状態だったので、ごはんを吐いてしまう事があったそう。
ごはんを吐いた時の胃液が肺に入ってしまい、肺炎(嚥下性肺炎?)になってしまい大変だったそうだけれど、それも頑張って乗り越えてくれたp(`ー´)q
(普通ワンコが肺炎にかかってしまうと、3日....だそう。)
デニーちゃん、またまた頑張ってくれたね!!
本当にデニーちゃんも、お父さんお母さんも、先生もすごくて偉い!!!
今はちょっとずつお散歩にも行けるまでに回復してくれているとの事、本当に良かった♪(^▽^喜)

そんな事があって.....
わが家が何か病気で困っているワンちゃんに協力できることがあったら、きっと協力して、ささやかなご恩返しがしたいと思っていた。
そんなところに若いもいもいが学校から帰ってきて、お世話になっている獣医さんから【免疫療法(リンパ球療法)】に協力してと頼まれたので二つ返事をした(^^)
(協力するのはもいちゃんだけど(笑))

【免疫療法(リンパ球療法)】はね、人間のガン治療では前から盛んにされているらしい。
2つの方法があって
A.患者のリンパ球を体外で増殖させ、ガン細胞にたいして武装させて体に戻す
B.(若く健康な他人または他犬の)少数のリンパ球(白血球)を輸注し、ガン細胞を直接傷害するのではなく、体にそなわっている抗ガン免疫能を賦活してガン細胞の増殖を抑えようという方法
[A.B.に関しては原宿クリニックさんのパンプを一部転載させてもらいました。(若く健康な他人または他犬の)は自分で書いたのです。もしも何か間違っていたら申し訳ありませんm(__)m]

ムーちゃんが血管肉腫とわかった時はすでに末期で、何もしてあげられない状態だった....。
それでも!、何かムーちゃんのためにしてあげられることはないかとママがネットで色々探したのが杉並の獣医さんでしていたワンコのための免疫療法。
さっそくうちの子達がかかりつけのながいき動物病院の院長に「ムーちゃんにこれをしてあげたい!」と頼んだ。
院長はもちろん免疫療法の知識もあったし、先生と杉並の獣医さんの免疫療法担当の先生がちょっと知りあいだったので、うちの子達の獣医さんでできるよう話をすすめてもらった。
(近くでできればムーちゃんの負担が少ないので)
が、ムーちゃんの血からとりだしたリンパ球を培養してムーちゃんの体に戻すまでには約2週間かかるとの事で、それまでムーちゃんは“頑張ってはいられない”という事が残念だっけれどあきらかだった.....なのでムーちゃんに免疫療法は結局してあげられなかった....。
(杉並の獣医さんではAの方法だった)

ムーちゃんの事がもしかしたらきかっけになったのかな、違うかな?.....
研究熱心で色々チャレンジするタイプのうちの子達の病院の院長は(いきさつは存じ上げないが)免疫リンパ球療法を、その道の第一人者の原宿クリニック(人間のお医者様)の先生や勉強会仲間の先生方と力をいれてされている。

ながいき動物病院では主にBの方法をとるみたい。
それには、若く健康な子の新鮮な血液(白血球)が是非とも必要。
血液は、ひどい貧血や、手術の出血にそなえたりと違って、少量でいいの。
50ccで4〜5頭のワンちゃんが、1回の免疫リンパ球療法を受けられるらしい。
そこで白羽の矢がもいちゃんに。
亀ちゃんも3月に一度協力したことあるんだよ(^^)

もいちゃんは事前の血液検査(無料でしてくれた)で
白血球数は7900(正常値6000から17000)
普通の供血は、主に赤血球容積や赤血球数が高く多いの理想だけれど、免疫リンパ球療法では
抗ガンのために、白血球のなかのリンパ球が重要なのね。

もいちゃんは右腕から採血。
よい子にしていられたよ(^^)
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もいたん良くわからないけどぉ、ムーニーお兄ちゃんや、デニーおばちゃまが良くしてもらったご恩返しをするでちゅp(`ー´)q
そうしたら、あとでおいちいものがもらえるでちゅ(^^♪
ファイル 241-2.jpg

院長とりゅう先生が、店まで来てくれたんだよ。
もいちゃん楽々〜、先生が来てくれて、事務所でじっとしているだけ。
でも、じっとしているのが大変だったりして(笑)
ちょっと緊張して、暑くなっちゃったのかな、舌が長くでちゃったね(;´▽`)
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もいちゃんの血、約50cc。
もいちゃんの体で50ccは全く大丈夫。採血直後からいつもと同じにしていてOK。
何してるのかな〜って様子を見に来たのはバディちゃん。
ファイル 241-4.jpg

こんなふうに小分けにして、すぐに原宿クリニックに運んで、
リンパ球分離液をくわえて遠心したり色々して、赤血球を除いてリンパ球だけにして、それをガンで苦しむ子に点滴(静注)してあげるんだって。
ファイル 241-5.jpg

ワンちゃんの免疫リンパ球療法は
1クール/2週間おきに4回
2クール/3週間おきに2回
3クール/月1回を続ける
だそう。

もいちゃんの若く健康なリンパ球が、どうかガンになってしまったワンちゃんの力となってお役にたてますように!

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6月18日には2回目の供血をしたよ。【6月18日記】