屋久杉は1635年から伐採が始まったそうですが、当時は根元の数メートルは使用せず、まっすぐな部分のみを切り倒し、その場で小さな板に加工して運んだそうです。
板は屋根の“かわら”として使用されていたそうです。
切り倒された木株びコケが生え、その苔に植物の種が着床して根をはり、大きくなった木々もあちこちでみかけます。
伐採で使用されなかった幹や根株は土埋木と呼ばれます。
現在は屋久杉(樹齢1000年以上の杉を屋久杉と呼ぶ)の伐採はもちろんできませんが、この土埋木を許可を受けた人達が運び出し、競りの権利を持った人達が買い取り、それを使って工芸品が作られています。